雪はね,雪かき,雪投げ
前の冬はやたらと雪が振りましたが今年はそれとはまるで正反対。今年は暖冬で雪が少ないので除雪が楽です。今後も暖冬傾向が続くのでしょうか。地球温暖化で,しまいには除雪するほど雪が降らなくなるとしたら楽と言うより恐いものですが……。
さて,北海道では除雪することを雪はね,雪かき,雪投げなどと表現します。雪はねは雪をはねのけるイメージ,雪かきは雪を書き出すイメージ,雪投げは雪を「投げる」のではなくて「捨てる」ことで,邪魔な雪を追いやったり捨てに行ったりするイメージですが,これらの意味の差異はそれほど無いように思います。
除雪用具はスコップ丈のものをじょんばと言う人がいます。除雪用語に限らずスコップ丈のものはなんでもじょんばと言うようです。
雪がたくさん積もるところや広い場所の除雪には,雪をたくさん載せて両手で押して雪を除雪・移動することができるタイプの雪押しが活躍します。このうち雪を載せる部分が金属ではなくプラスチック製で軽量化されたものをよくママサンダンプと呼びますが,ママサンダンプはニラサワ製販(他)の登録商標なのです。このため,本来ママサンダンプと呼べるのはニラサワ製販製の雪押しだけなのです。
今冬はこれらの除雪用具は余り売れなかったようです。
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コメント
【じょんば】とは、
昔、石炭ストーブを使っていた時に、石炭を石炭ストーブに、入れる(北海道では、石炭をくべると言ったものです。)スコップの小さい物をいいます。
(まれに)除雪のスコップを言うことがありますが、稀です。
石炭ストーブの事を言うと、でれき(デレッキ)というのがあり、これは、火かき棒のことです。
もうほとんど、使われているのを聞いた事がありません。
投稿: | 2009/11/30 22:57
石炭ストーブ自体が殆ど使われなくなりましたから、それにつれてそれらの言葉も廃れてきたのでしょうねえ。
投稿: akaringo | 2009/11/30 23:17