2007/02/20

ざんぎ,せんざんき

今日は,「鶏の唐揚げ弁当」というのを買って食べたのですが,どうせなら「ざんぎ弁当」というのを作ればよいのにと思いました。

ざんぎは鶏肉の唐揚げの一種。厳密には唐揚げとはちょっと違うようですが,普通の唐揚げもざんぎと言うことがあります。北海道民なら誰でも知っている料理です。

ざんぎの語源は諸説ありまして今回は割愛しますが,愛媛県の今治にはせんざんきという鶏肉を揚げた料理があって,ざんぎはこのせんざんきに関係があるのではないかと思っています。せんざんきは「ざんき」ということもあり,一層ざんぎと関係ありそうな感じがします。

いつか愛媛に行った時はせんざんきを食べてやろうと思っているのですが,いつになるやら……。

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2007/02/17

バイアグマ

バイアグマまりもっこりに続き調子に乗って作られた熊のキャラクターらしいです。まりもっこりのクマバージョン。ここまでくるとウケ狙いというより下手すると或いは下手しなくても「いやげもの」の領域かも知れませんねえ。

夜のTOというよりTPOをわきまえて欲しいような。

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2007/02/13

ママサンダンプ,サビオ

前回取り上げたママサンダンプ。商品名がママサンダンプでなくてもママサンダンプと同じような形の雪押しは「ママさんダンプ」と呼ばれてしまってますが,これはメーカーにとっては知名度があって良いと判断するのか,それとも他のメーカーの商品も「ママさんダンプ」と呼ばれてしまうのは愉快でないと判断するのかどっちでしょうね。

同様に,北海道内で商標なのに一般名詞化してしまってるものにサビオがあります。サビオはスイスの会社の登録商標で日本国内ではライオンが販売していた救急絆創膏です。北海道の人はサビオでない他のメーカーの救急絆創膏もサビオと言う傾向があります。サビオはいつの間に販売終息していますが,それでもサビオという言葉は根強く残っています。販売されてないのでサビオのパッケージを目にする機会もないせいか,「サビヨ」と訛って言う人もいるようです。

救急絆創膏は全国的に商標が一般名詞化している傾向があるようで,地方・人によってカットバン,きずばん,バンドエイド,リバテープなどと呼んでいるようです。

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2007/02/11

雪はね,雪かき,雪投げ

前の冬はやたらと雪が振りましたが今年はそれとはまるで正反対。今年は暖冬で雪が少ないので除雪が楽です。今後も暖冬傾向が続くのでしょうか。地球温暖化で,しまいには除雪するほど雪が降らなくなるとしたら楽と言うより恐いものですが……。

さて,北海道では除雪することを雪はね雪かき雪投げなどと表現します。雪はねは雪をはねのけるイメージ,雪かきは雪を書き出すイメージ,雪投げは雪を「投げる」のではなくて「捨てる」ことで,邪魔な雪を追いやったり捨てに行ったりするイメージですが,これらの意味の差異はそれほど無いように思います。

除雪用具はスコップ丈のものをじょんばと言う人がいます。除雪用語に限らずスコップ丈のものはなんでもじょんばと言うようです。

雪がたくさん積もるところや広い場所の除雪には,雪をたくさん載せて両手で押して雪を除雪・移動することができるタイプの雪押しが活躍します。このうち雪を載せる部分が金属ではなくプラスチック製で軽量化されたものをよくママサンダンプと呼びますが,ママサンダンプはニラサワ製販(他)の登録商標なのです。このため,本来ママサンダンプと呼べるのはニラサワ製販製の雪押しだけなのです。

今冬はこれらの除雪用具は余り売れなかったようです。

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2007/02/07

そいや(ソイヤ)

そいやは祭で使われることがある掛け声。片仮名で「ソイヤ」と表記されることが多いです。

北海道ではYOSAKOIソーラン祭りのダンスで聴くことが多いと思います。他には一世風靡セピアの唄で聴くくらいでしょうか。私は,なぜYOSAKOIソーラン祭りで一世風靡セピアの掛け声を使うのだろうと思ってた時期もありましたが,後に元々「そいや」を使っている地域のお祭りが日本のあちこちにあることを知りました。

この「そいや」は何かと思いまして由来を調べて考えました。まず,「わっしょい,わっしょい,わっしょい,……」という掛け声から「わ」の子音wが脱落して,「わっしょいやっしょいやっしょい……」になり,「しょいやっ,しょいやっ,……」となり,最終的に「そいや,そいや,……」となったのではないかと。

「わっしょい」の「しょい」と「わっ」を単に入れ替えたものが由来とする説が多いのですが「わっしょい」は繰り返して発することの多い掛け声であることを考慮すると前述の説明が自然だと思うのです。

以上は「わっしょい」由来説ですが,アイヌ語由来説もあります。突き詰めて行くとそのアイヌ語というのが和語由来のアイヌ語かも知れないなんて展開になったり,アイヌ語や日本語の起源の問題にまで発展しそうな感じです。ちょっと調べた程度では手に負えなさそうです。

「そいや」が「わっしょい」由来だとしてもこの2つの語感は違うもので,「わっしょい」は力を込める感じが,「そいや」は調子付ける感じがしませんか?

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2007/02/04

名前のアクセント

先日の苗字のアクセントに引き続き,名前の中で共通語アクセントとは違う北海道式アクセントになることがあるものを何個か列挙してみました。こんにち,これらのアクセントは高齢者しか使わなくなっています。

太字がアクセントの高くなる部分です。

  • おる

共通語式のアクセントと比べると違和感ありまくりですが,北海道に来るとこのように呼ばれる可能性もあるってことで……。

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2007/02/03

節分

近年は全国的に節分ににかぶりつき寿司(恵方巻き)を食べるのを流行らせているようです。北海道でこれが流行っているかと言えば,もともとこんな風習はなかったこともあり微妙なところです。

豆まきに落花生をまいたり,個別包装されたチョコレートをもまいたりする北海道ですから,恵方巻きも北海道独自にアレンジするのもいいかも知れません。寿司ではなく例えばかぶりつきチョコロールケーキにするとかして,北海道で恵方巻きと言えばチョコロールだよということになれば面白いなと思います。

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2007/02/02

節分,豆まき

北海道では節分にに殻付きの落花生をまくのが主流です。殻付きなのできれいな床や雪の上にまかれたものであれば拾って食べてしまえます。

落花生は年齢の数だけ食べるわけですが,鞘(殻)の数で数えるのか鞘の中の豆の数で数えるのかが問題になります。道外で一般にまかれる大豆の場合は鞘の数ではなく豆一粒一粒の数で数えます。そもそも鞘ごとまくわけではないので豆自体の数で数えるしかないわけですが。これにならえば落花生の鞘の中の豆の数で数えるのが妥当かなと思えます。

しかし,一々中の豆を数えるのは面倒です。そして,どうせなら豆をたくさん食べたいです。というわけで,年齢の数の鞘の個数の落花生を食べるというのが主流のようです。

落花生の豆には赤褐色の渋皮が付いてますが,これにはレスベラトールというポリフェノールが含まれています。この渋皮は取らずに食べたほうが健康に良いとか。

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2007/01/31

むりくり

むりくりは「むりやり(無理矢理)」と同じ意味。北海道以外でも使われているようで,北海道弁と言えるかどうか微妙な感じがしたので,しばらく北海道語辞典から外してたことがあります。しかし,大辞林にも載ってない言葉なので最近再び北海道語辞典に収録しました。

「むりやり」を六理八理と宛てて,これの無理な度合を上げて六理九理というのができたのかなと思ったり。あるいは,むりやりの語源は「無理に遣る」だそうですが,無理にやり繰りするというような意味で「無理繰り」という言葉ができたのかなと想像してみたり。という具合にそれらしい語源をむりくりでも考えてみるのは面白いものです。

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2007/01/30

あおたん

あおたんは青いあざのこと。北海道語50選の筆頭語。

この「あおたん」の「たん」って何なのでしょう。すぐに思いつくのが「たんこぶ」の「たん」。これ以外は考えにくかったのですが,花札の「青短」から来ているという説もあります。実際のところ語源はよくわかりません。

「あおたん」の「たん」が「たんこぶ」の「たん」だったとして,「たんこぶ」の「たん」って何なのでしょう。いろいろ調べてみると,アイヌ語「タップコップ」由来説がありました。北海道には「タップコップ」の名が付いた山がいくつもありますが,大概円い山,こぶのように盛り上がった山のようです。Tapkopがタンコブとして日本語に取り入れられたようです。

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2007/01/27

バターご飯

バターご飯は,あつあつのご飯にバターを載せ醤油を少々たらした実に簡単な食べ物。北海道の家庭で割りと食べられていて,バターを溶かし混ぜて食べるとなかなかおいしいものです。結構かき込んで食べてしまえます。トーストにバターが,じゃが芋にバターが合うように,同じ澱粉質の米もバターと合うというわけです。

バターご飯に海苔を加えてもおいしいです。そして,納豆とも合います。

バターが納豆臭さを多少緩和するので,納豆が食わず嫌いの人はまずバター納豆ご飯に挑戦してみるといいかも。

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2007/01/25

苗字のアクセント

苗字(名字・姓)の中で共通語アクセントとは違う北海道式アクセントになることがあるものをいくつか列挙してみました。太字がアクセントの高くなる部分です。アクセントが平板になるものにはを付けています。

  • しか
  • もと
  • おにし
  • えだ△
  • もと

3拍の姓の真ん中が高くなることが目立つのが特徴です。上記の苗字の人が北海道に来て上に示したようなアクセントで呼ばれたらきっと違和感を持つと思います。例えば,佐藤さんは砂糖になった気分にさせられます。

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2007/01/24

バイキ

バイキは後退、バックのこと。道民でも「バイキ」を聞いたことがないという人が多いことでしょう。

「バイキ」は「バック」(英語のback)由来だと思われます。昔はinkがインキと書かれたように,backがバッキになり,これが掛け声(後述)として言いやすいようにバイキになったのでしょうか。

「バイキ」は元々,東北から北海道における馬に「バックせよ」という命令の掛け声だったそうです。今でも(競走馬ではない)馬を飼っている人にとっては馴染みの言葉なのではと思います。

馬や牛に対する命令語をまとめたページがあるのでリンクしておきます。→全国牛(馬)言葉一覧表 ある地方で飼われた馬や牛が別の地方に移されて飼われると混乱しそうです。

ところで全国牛(馬)言葉を見て,童謡『きんたろう』の歌詞の「ハイシイドウドウ ハイドウドウ」って馬に対する命令の言葉だったんだねということがわかりました。今まで単に馬を調子付ける掛け声だと思ってたのですがちゃんと意味があったのですね。

きんたろう

作詞: 石原和三郎 (著作権消滅)

1. まさかりかついで きんたろう
くまにまたがり おうまのけいこ
ハイシイドウドウ ハイドウドウ
ハイシイドウドウ ハイドウドウ

2. あしがらやまの やまおくで
けだものあつめて すもうのけいこ
ハッケヨイヨイ ノコッタ
ハッケヨイヨイ ノコッタ

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2007/01/23

五十音制覇

1997年に始まった北海道方言辞書ですが,この中のコンテンツ「北海道語辞典」が五十音制覇しました。制覇したからいいってものでもないのですが,「あ」で始まる言葉,「い」で始まる言葉,……,「ん」で始まる言葉がもれなくあるよということになりました。この調子でいくと10年後は百音制覇するかも知れませんねえ

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2007/01/22

したっけ

したっけは軽い別れのあいさつ。

「したっけ」は共通語で言えば「(そう)したら」。親しい人と別れるとき共通語で「じゃあ(ね)」と言いますがこれと同じ感覚です。

上位ワードの割には道民誰でも使ってるような言葉ではありません。小・中・高校生がカッコ付けて使う以外に日常的に「したっけ」と言ってる人は少ないと思います。しかし,北海道弁で思いつく上位ワードらしいです。その理由として,1980年代に発売された「したっけラーメン」というインスタントラーメンの影響なんじゃないかと思ったのですがどんなものでしょうね。

したっけラーメンのCMはグラサンかけたホッキョクグマのキャラクターが歌ってるのが印象的でした。このせいで,「したっけ」に馴染みのない道民は,「したっけ」は不良っぽい人,あるいは今風に言えば「ちょいわる」系の人が使う言葉ってイメージを持ったかも知れません。

例えば,デビル佐々木さん*1の使う「したっけ」は名前が悪そうなせいかとてもさまになってます

*1 デビル佐々木は北海道で活躍のタレント。主な出演番組: HBCラジオ カーナビラジオ午後一番!

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2007/01/21

じゃがポックル

じゃがポックルは,カルビーが製造しているジャガイモをせん切りにして揚げたスナック菓子。北海道限定菓子です。フリーズドライのジャガイモを揚げたような感じでサクサクしておいしいです。同じカルビーが製造しているジャガビーも同様のスナックですが,じゃがポックルはジャガビーを上品(?)にしたようなものです。

たくさん製造しているものではないようで道内の土産物ショップに行っても買えなかったり,お一人様1つ限りしか買えないことになってたりします。

ちなみに,私はカルビーのサッポロポテトで満足です。バーベキュー味でなくてつぶつぶベジタブルの方ね。

なお,じゃがぽっくるは様子見ということで北海道方言辞書にはまだ載せてません。北海道の定番土産菓子として定着しそうな雰囲気なので近いうち載せる可能性が高いです。

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2007/01/20

やむ

やむ(病む)は北海道では病気になっているという意味よりは,痛むという意味で使われることが多い言葉です。例: 「胃がやむ」「歯がやむ」。

「やむ」は突発的に起きた痛みよりは持続的な痛みによく使われるような気がします。たんすの角に小指をぶつけたときに「やむ!」と叫んだりはしませんが*1,このとき小指に怪我をしてじくじく痛み出すと「やむ」と言えます。

ところで先日,ためしてガッテンで頭痛薬がかえって頭痛を助長している場合があるというのをやっていました。頭がやんでるのをやんで欲しくて頭痛薬を飲んでるのに治らないなんてやんなっちゃいますね。

*1 こういうときは「痛む!」とも言いませんね。突発的な叫びは大概,動詞より形容詞を使いますね。「痛い!」,「熱い」,「危ない」のように。

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2007/01/19

ろくたら

ろくたらは北海道弁で「ろくな」の意味。

ろくたらもんでないなあ。」 「ろくたらもんが売ってなかった。」のように使います。「ろくだら」と濁ることもあるようです。

「ろくたら」や共通語の「ろくな」の「ろく」とは何なのか気になったので大辞林調べましたら,原義は「水平なさま」とのことです。これが「きちんとしている」,「正常である」という意味に派生したようです。

「ろく」は漢字で書くと本来「陸」ですが「碌」と当て字されることが多いようです。

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2007/01/18

くちとり

くちとりは鯛やえびをかたどった和生菓子。鯛やえびの他に梅,竹のようなめでたいものや三角形に切ったようかんなどを入れて,合計3個か5個詰め合わされたものが多いようです。

大晦日から正月にかけては年取りと言って,このときは祝い事として豪勢な料理を食べたりします。お節料理を年取り用の料理としてフライングして食べる家庭もあるほどです。くちとりはこういう時,すなわち大晦日あたりから食べ始めるようです。

本来は正月にいただくものだったような気もしますが,実際はどうなのでしょう。

ちなみに,年末から正月にかけてはこの「くちとり」の検索量が増大していました。2006年12月14日から2007年01月13日の《北海道方言辞書の人気ワード・項目》は,下記のとおりだったのですが,「口取り」が2位に圧倒的大差をつけてました。

  1. 口取り
  2. したっけ
  3. おばんです
  4. 正月
  5. おっちゃんこ
  6. いとう
  7. ちねる
  8. ゆきはね
  9. アイヌ語下の句カルタあいさつ

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2007/01/17

十字架ぽん

十字架ぽんは鬼ごっこの一種。3~5人で遊ぶのが適当です。

まず,平らな地面に右の図に示したような領域を描きます。土の上なら図の黒い線の部分を適当な棒や石を使って描けばよいでしょう。領域全体の四角形の一辺は2.5メートル程度。図の3と4の領域の縦の長さを伸ばしてより十字架らしく*1することもあります。

領域を描いたら鬼を1人決め,図のピンク色の領域に入ります。他のプレイヤーは鬼にタッチされないように緑の領域を1,2,3,4,1,2,……と順番に回るようにします。このときピンクの領域をぽんと飛び越えるので「十字架ぽん」と言うわけです。

*1 十字の交差する部分が上の方にずらしてあるのをラテン十字またはローマ十字と言います。

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2007/01/15

ラーメンサラダ

ラーメンサラダとは,茹でて水で冷したラーメンの麺と様々な野菜を用いたサラダ。冷しラーメン*1と同様のスープや中華ドレッシングと相性がいいです。さらにマヨネーズを加えてもおいしいものです。冷しラーメンをサラダ化させたものとも言えます。

北海道内の居酒屋では定番メニュー化しています。

*1 ここで言う「冷しラーメン」は道外で言う「冷し中華」のことです。

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カツゲン

カツゲンはかつて雪印(現在はメグミルク)で製造されていた乳酸菌飲料。独特の濃厚な味と酸味のベージュ色の飲み物でした。

現在,カツゲンそのものは見かけなくなりましたが,すっきりした味わいのソフトカツゲンが作られています。

カツゲン=勝源ということで縁起をかついで,受験生にも人気だとか。というわけで勝源神社まで作ってしまったようです。

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2007/01/14

まりもっこり

まりもっこりはまりもを擬人化したキャラクター商品。

「まりも」+「もっこり」でまりもっこり。何がもっこりかと言うと股間前部がなぜか膨らんでいる。目付きが妙に厭らしいのもおかしい。

こんなキャラでも,フィギュアスケートの安藤美姫選手が携帯ストラップに愛用していることが話題になったあたりから人気上昇したようです。眞鍋かをりさんもブログで絶賛してましたよ。

へんてこキャラながら妙な愛嬌というか憎めなさというか……があるので流行ってるのでしょうか。

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2007/01/13

自校

自校とは自動車学校の略。今日,道内で自動車学校を自校と略している例が見つけたので,北海道語辞典に自校を載せました。

自校というと「自分の学校」と紛らわしいような気もしますがどんなものでしょう。

自学・車校も参照してください。

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2007/01/12

さつえき(札駅)

さつえきとはJR札幌駅のこと。札幌駅は交通の拠点としての単なる駅ではなくショッピングモールとしてもよく利用されるようになり,短く略されるようになったのでしょう。秋葉原が「あきば」と略されるようになったように。

「さつえき」のアクセントは平板。

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2007/01/11

さぶろく

さぶろくとは,国道36号線のこと。交通量が多い。恵庭から終点室蘭までの長い区間には,トイレのある駐車公園や道の駅がないのが難点(コンビニはあります)。

さて,36や3×6を「さぶろく」と言うのは広く様々な分野で行われるようです。ちょっと検索しただけでも次のような例がありました。

  • 九九の3×6
  • 労働基準法第36条(36協定)
  • 畳,舞台の平台,合板(コンパネ)等のサイズ。3尺×6尺
  • 長さ3尺6寸
  • スリーシックスティー(360°)。スノーボードやサーフィンの技
  • 2つのさいころで3と6の目が出ること
  • 36枚撮りフィルム
  • 昭和36年
  • 織機や織物の幅が36インチ
  • 自動車エンジンの排気量。360cc
  • タイルの大きさ。3寸6分

挙げればきりがなさそう。単に「さぶろく」と言えばその筋の人には何のことかわかるという業界用語っぽいのが多いようです。

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2007/01/10

挨拶(あいさつ)

※この記事は2006-03-08 23:25:01の記事の再録です。

北海道弁特有の挨拶と言えば,夕方から夜の挨拶の「おばんです」と別れの挨拶の「したっけ」ぐらいでしょうか。

「したっけ」はくだけた挨拶で共通語で言うなら「あばよ」,「じゃあな」という感じです。1980年代に流行った言葉ですが,現在は使われるのはまれです。

「おばんです」は現在でも広く使われおり,北海道の言葉として定着しています。丁寧に「おばんでございます」と言うこともあります。

北海道では挨拶を過去形で言うことがあります。例えば,「おはようございます」を「おはようございました」,「おばんです」を「おばんでした」と言うことがあります。この過去形は,北海道の人が電話で自分の名前を名乗るときに「山田でした」と過去形にすることがあるのと同じような感覚なのでしょう。

北海道方言辞書の下記の項目も参照してください。

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ふっくりんこ

※この記事は2005-10-11 21:13:36の記事の再録です。

道産米と言えば,道外のコシヒカリ,ササニシキのような銘柄米と比べてしまうとどうも今一という印象があります。

道南で栽培され話題になっている銘柄が“ふっくりんこ”。キタヒカリ,ゆきひかり,きらら397,ほしのゆめ,ふっくりんことおいしい品種がつくられてきましたが,この調子で行くと道外の有名銘柄に匹敵する品種ができるかも知れませんね。それとも,ふっくりんこはすでに匹敵しているでしょうか。かなり評判が良いようですし。実際に早く食べて確かめてみたいです。

本日,ふっくりんこを北海道語辞典に加えました。

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さる

※この記事は2005-10-09 20:49:35の記事の再録です。

北海道に野生のさるはいません。そのかわり,言葉の中で幅を利かせているさるがいます。

北海道弁50選に載るほどのさるという助動詞。簡単に言えば自発・可能の助動詞なのですが,実際この単語の意味・解説を50選に書いてみると頭の中がとてもこんがらがってしまいました。そこで「さる」と似た表現と意味比較してみたいと思います。

例として「食べらさる」「押ささる」とこれに似た表現を考えてみます。

食べれる 〔可能〕食べることができる。これはら抜き言葉ですが北海道弁としては自然な表現です。

食べられる 〔受け身〕(誰かが)食べてしまう。

食べらさる 〔自発〕自然に食べることができてしまう。勝手に食べさせられる感じ。

押せる 〔可能〕押すことができる。

押ささる 〔自発〕自然に押してしまう。勝手に押されてしまう。押せば押したことになる。

押せない 押すことができない。

押ささらない 押しても押したことにならない。

こう書いてみるとなんとなく整理がついてきたような気がします。

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自学・車校

この記事は2005-10-08 22:00:55の記事の再録です。

自動車学校を略してなんと言いますか? 北海道では自学と略すことが多く,自動車学校の送迎バスにも「○○自学」と書いてあったりします。

全国的に見ると,車校というところが多いようです。自校・車学という略しかたもあるようでこうなると何でもありですね。

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北海道弁50選

※この記事は2005-10-07 20:30:51の記事の再録です。

10月6日,北海道弁50選のページをアップしました。何ページもある北海道方言辞書の中から独断で,北海道民のほとんどが知っていて代表的・重要と思われる北海道弁の言葉を50語選びました。北海道弁にはどんな言葉があるかざっとのぞいてみるには便利かと思います。

言葉の解説は北海道語辞典本文とはあえて変えてみました。

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ブログはじめました

※この記事は2005-10-07 01:31:14の記事の再録です。

北海道方言辞書を管理してますあかりんごがブログをやってみることにしました。

今日は,北海道方言辞書のサイトと余り配色が違わないようにブログのデザインを変えてみただけでもうこんな時間(午前1:30)になってしまいました。

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プログ移転・再開

このたび,プログサイトをココログに移転し,事情によりしばらく放置していたブログを再開しました。筆不精なので放置気味になるかも知れませんが,どうぞよろしく。

「ほくほぐ」というのはhokkaido hogenを略したhokhogのことです。

移転前のブログサイトの内容は,記事が8つしかないので全部こちらにも転記しておきます。

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